原薬製造部門

原薬製造部門は、医薬品(製剤)に含まれる有効成分の「原薬」を製造する部門です。医薬品の安全性・有効性には「原薬」の品質が大きく関わっています。十分な管理を行いながら、高品質で付加価値の高い原薬を製造しています。
作業員は手袋、ゴーグル、有機溶剤用の防毒マスクを着用し、局所排気装置、静電気防止用のアース、窒素注入操作など、安全に配慮して作業をおこなっています。

原薬製造部門

原薬製造

反応缶 指さし確認

反応缶 指さし確認

従業員は指さし確認により、安全や作業内容の確認を行います。揮発性のある有機溶剤や、(空気中に舞う)粉体の原料を使用するため、特に安全確認は重要です。

様々な容量の反応缶(化学反応、晶析)

様々な容量の反応缶(化学反応、晶析)

試験規格をクリアした原料を反応缶に入れ、混合して化学反応をさせ、目的物質を合成します。
温度や時間などの条件を厳しく管理しています。
化学反応の終了後、化合物は冷却により、晶析(結晶として析出)します。

遠心分離機

遠心分離機

遠心分離機の内側が洗濯機のように回転することにより、化学反応後の物質を、目的物質(固体)と溶媒(液体)に分離します。上の階の反応缶と遠心分離機をホースでつなぐ作業中です(写真は準備中のため、手袋を装着していません)。

防護服への更衣

防護服への更衣

乾燥工程以降は、粉塵が舞う環境となります。
安全確保のため、有機溶剤用の防毒マスク、ゴーグル、手袋を含めて作業者を保護する防護服へ更衣します。

コニカル乾燥機

コニカル乾燥機

遠心分離機で取出した湿結晶から、有機溶媒を揮発させて乾燥させます。
減圧、加温、回転により、有機溶媒を揮発させて吸引後、冷却装置で有機溶媒を液化させて回収し、外部環境への流出を防止します。

原薬包装

原薬包装 入室

原薬包装 入室

清浄域での作業のため、異物や汚れを作業室に持ち込まないよう、手洗い、マスク、ヘアネット、防護服を装着します。

粉砕機 投入作業

粉砕機 投入作業

弊社では顧客の要望に応える粒度とするため、さまざまな粉砕機を所有しています。
原薬の粒子径は、製剤化した時の溶出に影響するため、重要な因子となります。
(ジェットミル・ピンミル・パルぺライザなどの粉砕機)

原薬包装室 廊下

原薬包装室 廊下

各作業室から廊下へ空気が流れない設計となっており、各作業室同士で、原薬の粉塵などの混入が発生しない仕組みとなっています。

状態表示板

状態表示板

各作業室内の作業状況が一目で分かるように、状態表示板を活用しています。

一時保管庫

一時保管庫

製造した製品を一時的に工場内の保管庫に保管しています。
必要とされる空調条件で、しっかり管理しています。

原薬包装工場 事務室

原薬包装工場 事務室

事務室から、作業場の温度や作業状況などの監視、又は製造に必要な書類を作成しています。

原薬建屋外観

第五原薬棟

第五原薬棟

2022年現在、当社で最大の床面積を有する原薬工場です。2007年に竣工しました。
複数の種類の有機溶媒のタンクや配管が、壁面に多数配置された構造となっています。

第六原薬棟

第六原薬棟

2015年11月に竣工した原薬工場です。
運転操作性を重視し、多品種少量生産に適した工場となっています。
異物混入を防ぎながら多品種同時生産を可能とするワンルーム・ワンマシンにより、高い安全性、高品質、生産性向上を実現しています。また、重力落下を利用したグラビティシステムを活用し、経済性を高めています。

第三原薬包装棟

第三原薬包装棟

原薬の包装工程を行う工場の一つです。
2015年11月に第六原薬棟と同時に竣工しました。

その他の原薬工場

1980年代から2010年にかけて建築された比較的小規模な原薬工場です。
(第一、第二、第三原薬棟、第一、第二原薬包装棟)

その他の原薬工場
その他の原薬工場
その他の原薬工場
その他の原薬工場
その他の原薬工場

その他関連設備

廃水処理施設

廃水処理施設

生産活動により生じた排水については、排水処理施設にて、環境に放出してよい基準以下になるまで有機物質を分解処理して管理し、下水に放出しています。

廃油のタンクローリーによる収集

廃油のタンクローリーによる収集

原薬の製造に使用した有機溶媒などの廃棄については、専門の廃棄業者に委託し、環境への影響が無い様に対応しています。