第五原薬棟
第五原薬棟
現在、当社で最大の原薬工場です。
反応缶
合成したい物質の元となる原料を反応缶に入れ、混合して化学反応を行い、目的物質を合成します。温度や時間などの条件を厳しく管理しています。
反応缶マンホール
反応の様子を外部から観察するための窓です。
遠心分離機 48インチ、底排
遠心分離機の内側が洗濯機のように回転することにより、化学反応後の物質を、目的物質(固体)と溶媒(液体)に分離します。
横型遠心分離機 クリーンルーム
構造的に、縦型よりも異物が混入しづらく、クリーンルームに適しています。
コニカル乾燥機
遠心分離機で取出した湿結晶から、有機溶媒を揮発させて乾燥させます。
減圧、加温、回転により、有機溶媒を揮発させて吸引後、冷却装置で有機溶媒を液化させて回収し、外部環境への流出を防止します。
第六原薬棟
第六原薬棟
第六原薬棟は2015年11月に完成しました。
運転操作性を重視し、多品種少量生産に適した工場となっています。
ワンルームワンマシーン
異物混入を防ぎ多品種同時生産を可能にしたワンルームワンマシーンは製品の安全、高品質並びに生産性向上を実現します。
グラビティシステム
重力落下を利用し効率的な生産を可能にするグラビティシステムにより作業性、経済性を高めています。
操作性を重視した設計
どの設備でもバルブの配置が統一された設計となっているなど、誤操作防止や操作性を重視した様々な工夫が成されています。
さらに、有機溶剤を扱う際の安全性の確保として窒素置換設備や静電気除去設備を設計段階から考慮しています。
三極対応
日、米、欧、三極対応のグローバルスタンダードとして誇れる工場になっています。
世界に通用する品質と安全性、高品質な医薬品の安定供給に欠かせない施設として稼働しています。
第七原薬棟
2022年5月に第七原薬棟を新設し、医薬品原薬の安定供給体制及び安全対策の一層の強化を図りました。
第七原薬棟
- 投資額 約39億円
- 生産能力 本社工場として従来比 30%増
- 竣工 2022年5月
- 商用生産開始 2023年1月