代表取締役社長
松森 浩士
株主の皆様の日頃からのご理解とご支援に厚くお礼を申しあげます。当社グループの第82期(2024年5月期)における業績をご報告申しあげます。
売上高は46,895百万円(前期比4.0%増)となりました。売上高の増加に伴う利益の増加があったものの、主に円安による原材料費の増加、研究開発費の増加等により営業利益は3,894百万円(前期比25.2%減)、経常利益3,923百万円(前期比24.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,295百万円(前期比8.5%減)となりました。
医薬品業界におきましては、2024年10月より長期収載品(ジェネリック医薬品のある先発医薬品)の選定療養の仕組みが導入され、ジェネリック医薬品の使用は促進されると想定される一方、2021年度から毎年薬価改定が実施され、医薬品業界の事業環境は厳しいものとなっており、当社としても一層の経営効率化への努力が求められております。
このような環境の中、当社グループは新中期経営計画「DTP2027(Daito Transfomation Plan 2027)」を策定し2024年7月に公表いたしました。当中期経営計画においては売上高、EBITDA等の各種KGI(Key Goal Indicator : 重要目標達成指標) の設定、また目標達成のための5つの事業戦略の柱(既存ビジネスの効率化、中国ビジネスの強化、新規ビジネスへの参入、PBR1倍割れ対策と資本配分の高度化、人的資本への投資)を設定しております。当社グループはさらなる成長を目指し、当中期経営計画を確実に遂行し目標達成に邁進してまいります。
新中期経営計画「DTP2027」の詳細な内容につきましては、2024/07/17付機関投資家向け決算説明会資料をご覧ください。
高品質な医薬品の製造と提供を通して皆様の健やかな生活に貢献するため全力を尽くしてまいります。
今後も株主の皆様には一層のご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。
代表取締役社長 松森 浩士