グローバル展開について
当社は、米国、欧州、アジア諸国へ向け、原薬、製剤の輸出を行っております。現在は原薬の輸出が中心でありますが、今後はジェネリック製剤の輸出の拡大を図り、生産体制の最適化に取り組み、高品質・低コストを武器とし、さらなるグローバルな事業展開を目指してまいります。
国内外のネットワーク
アメリカ(北米)Daito Pharmaceuticals America, Inc.
事業内容
2008年に米国イリノイ州に設立した、子会社 Daito Pharmaceuticals America, Inc.(DPA)を、当社グループのアメリカ(北米)展開における重要な拠点として、原薬、その他原材料の輸出や市場開拓に向けた各種調査業務等を中心とした事業活動を展開しております。
事業展開
現在は製剤1品目の販売承認の取得に向け、鋭意準備中であります。また、さらなる候補品目の選定に向けた活動を行っております。
展開状況
- 2品目 ANDA承認取得
※ANDA(Abbreviated New Drug Application)とはアメリカでジェネリック医薬品を販売するために米食品医 薬品局(FDA)に提出する承認申請
中国大桐製薬(中国)有限責任公司
事業内容・事業展開
中国における製剤の生産拠点として日本向けの受託製造を行なっております。
日本における同等の品質レベルを保ちながら、中国における生産コストを活かし、大桐製薬での生産品で中国市場への事業展開を進めています。
中国を中心に、ASEAN、その他地域への生産拠点として海外成長市場での積極的な事業展開も進めています。
生産体制最適化への取り組み
2008年に米国イリノイ州に設立した、子会社 Daito Pharmaceuticals America, Inc.(DPA)を、当社グループのアメリカ(北米)展開における重要な拠点として、原薬、その他原材料の輸出や市場開拓に向けた各種調査業務等を中心とした事業活動を展開しております。
原薬
当社及び子会社の大和薬品工業(株)、関係会社の千輝薬業(安徽)有限責任公司、 安徽鼎旺医薬有限責任公司で生産。
製剤
当社及び子会社の大桐製薬(中国) 有限責任公司で生産。
その他地域
事業展開
ASEAN、ヨーロッパ等、世界で12カ国に事業展開をしており、各国への輸出を想定した安定性試験データ※1の追加取得(Zone Ⅳb※2など)を進めております。
世界中のパートナーシップとの連携により、各国の薬事規制や販売手法(政府入札など)に対応し、製品の導出を進め、グローバル市場への展開、サプライチェーンの強化に取り組んでいます。
世界
12ヵ国2022年2月現在
- ASEAN フィリピン、ベトナム(申請中:入札)、インドネシア
- インド
- ヨーロッパ(ドイツ、オランダ、イタリア、スイス、スロバキア)
- 韓国
- 台湾 (製剤 販売中)
- 中東 イラク(政府入札)
- 安定性試験とは医薬品の「温度」「湿度」の影響下での品質の経時変化を評価する試験
- ICHのガイドラインでは(ICH:医薬品規制調和国際会議)世界を4つの気候地域(Zone Ⅰ~Ⅳ)に分類し試験条件を定義しており、 より高温、高湿度下での条件となる。