品質管理職：
先輩社員インタビュー

学生時代に薬の基礎知識を学んだり、白衣姿で実験をしたりしていました。就職を考える時期になり、学校にきた当社の求人票を見て企業見学に訪れました。仕事内容を説明してもらい、これまで学んだことを生かせる職場だと思いました。母校の先輩も多数就職していること、自宅からも近く、通いやすいことにも魅力を感じ、当社に就職を決めました。
入社して5年間は製剤製造部でパッケージ業務を担当し、その後は原薬の品質保証の仕事に就いています。現在の仕事としては、ユーザーから届いた品質に対するクレームに対して調査、分析、原因究明を行い、報告書を作成する業務を担当しています。品質保証は当社の信用問題に関わる重要なセクションです。「品質は良くて当たり前、不良は絶対に外に出さない」ということを肝に銘じながら仕事に向き合っています。

例えば、当社が納品した原薬に異物が入っていたというクレームが入った場合、まずは発見状況をヒアリングし、調査の有無を判断します。調査が決まったらその異物を分析し、分析データからなぜ、どこから異物が混入したのかを社内または社外に調査を依頼します。社内に原因がある場合は、生産ラインのどの部分なのかを調べ、その影響範囲や対策や改善方法を検討し、最後に報告書をまとめます。調査から報告書の提出まで数カ月になるなど長丁場になることもありますが、途中でチェックミスがないよう、緊張感をもって臨んでいます。報告する相手に、伝えたい内容がわかりやすい報告書になるように心がけています。
大手製薬メーカーの品質保証は業務が細分化していて分析部門、調査部門などに分かれていると思いますが、当社は少数部隊なので一人の業務が多岐に及びます。調査法や分析法を考えたり、会議を開いたり、データをまとめて書類を作成したり…。いろんなことをやってみたいという人にはおすすめの職場だと思いますよ。

12年前に職場結婚し、現在3人の子供がいます。未就学児がいるので今は9時半～16時半の時短勤務をさせてもらっています。私の職場は子供を持つお父さん、お母さんがたくさんいるので、子育てに大変理解があります。運動会や授業参観で有休を使うのは普通ですし、子供が病気になって早退する時は、帰りにくいことはなく、「続きはいいから、早く帰って!」とせかされるくらいです（笑）。早退した時には、上司が仕事のフォローしてくれます。
女性にとって出産や育児は大きな節目です。友達には出産を機に仕事を辞めて育児に専念した人もいますが、私は仕事が大好きだし、やりがいを感じています。子供を理由にこれまで積み上げてきたキャリアを失うのは嫌です。その点、当社は産休や育休、時短などの制度が整っているので、職場復帰もしやすく本当にありがたい職場だと思います。周りのたくさんの方々に支えられて働けていることに感謝しています。これからも業務の効率向上、質の向上に取り組み、仕事と家庭の両立に励んでいきたいと思っています。